■鵜澤政則テスターインプレッション
このクラスまで搭載となったBITURBOブレーキ。
ブレーキ作動感は上位機種に引けを取らない域まで達したね。
BITURBO専用のZAIONブレーキレバーは強度アップさせたので、タッチ感も良い。
ブレーキが利くからこそ重要になるのはドラグセッティング。ATD+大口径ドラグノブは微調整も出来る。 |
 |
|
■田中貴テスターインプレッション
シグナスは、LBリール最初の1台としてお薦めのリールです。
お求め易い設定ですが、機能は充分搭載しています。 BITURBOブレーキはもちろん、TOURNAMENT ISO競技LBDと同じBITURBO専用ZAIONレバーをはじめ、大口径ドラグノブやLC-ABSまで網羅!
ぜひシグナスLBDを使っていただき、快適な磯釣シーンを楽しんでください! |
 |
|
磯コラム「初めての1台」だからこそ強力なブレーキが武器になる
ダイワ史上最強のブレーキシステム
2019年秋、新たなるエントリークラスLBリール「シグナスLBD」がデビューします。シグナスLBDはトライソの後継機種。ダイワLBシリーズでは最も求めやすい価格帯にあり、ビギナーが最初の1台として手にすることも多いであろうアイテムです。 シグナスLBDはLC-ABSスプールを採用するなど各部が徹底的にブラッシュアップされていますが、なかでも「トーナメントISO LBD」に初めて搭載されたBITURBOブレーキを搭載している点が、大きく進化した部分といえます。従来比約2倍というブレーキ効率を獲得したことにより、軽い力で確実にローターの逆転を制御することが可能になりました。 ビギナーにとって最初の障壁となるのが、ブレーキを緩めてラインを送る、ブレーキを握ってローターを止めるといったレバー操作です。しかしここでひとつ、間違えてはいけないことがあります。魚の走りを止めたり、浮かせるといったやり取りは竿で行うもので、リールはあくまでその補助にすぎないということです。 竿は曲げることによって豊かな弾力を生み出し、ハリスの強度を引き出します。魚に引かれて竿を伸されそうになったとき、必要最低限のラインを送り出して竿が曲がった状態を作り出す。これがリールの役目です。逆に言えば、竿がしっかり曲がっているのであれば、ラインを出す必要はほぼありません。 ラインを出す必要のない場面では、釣り人の意志でローターを確実に止められる。これがLBリール最大のメリットといえるでしょう。

優れた制動力がもたらす余裕
とはいえ、レバーの操作に慣れていないと、いざ魚が掛かったときに混乱する人も少なくないでしょう。相手が大物となればなおさらです。竿を曲げるどころか、竿にしがみつくのが精一杯。でも、恥ずかしがる必要はありません。どんな名手でも、最初は何度も失敗を繰り返しています。魚を掛け、バラしながら竿の扱いやレバー操作を覚えていったのです。 店頭でシグナスLBDを手にして、ローターにブレーキがかかる感覚をぜひ試してみてください。まずハンドルを手で逆転させて、人差し指でレバーを軽く引いてみます。「ジャッ」という音とともに、ローターの逆転がクイックに止まるはずです。これがBITURBOブレーキの強力な制動力です。レバー操作で「出す感覚」と「止める感覚」を体感していただき、力まずとも止まることを身体が覚えれば大丈夫。竿を伸されそうになったらラインを送り出し、竿を常に曲がった状態をキープできれば、根ズレでもしないかぎりハリスは切れません。 軽い力でレバー操作できれば、ロッドワークに余裕が生まれます。これこそがBITURBOブレーキの強み。止めるときは止め、ラインを出すときは一気に出して竿を立てる、というのがLBの正しい使い方です。不慣れなうちは魚に強く引かれると力一杯レバーを握ってしまったり、つい弱気になってズルズルとラインを出してしまいがちですが、BITURBOブレーキを駆使して、思いっきり竿を曲げてください。魚の走りに合わせて的確に竿を操作できれば、おのずとキャッチ率もアップするはずです。
VIDEO
|
コメント